佐藤 ゆたか 議員
ユニバーサルデザインの視点で |
〈バリアフリー拡充〉
質問
(1)東京オリンピック・パラリンピック 大会に向けたバリアフリー化等が一過性 でなく、地域に根付いた誰でも移動しや すい街、総合庁舎となるよう、ユニバーサ ルデザイン(※1)でのバリアフリー拡充 が必要である。
(ア)総合庁舎内に点字ブ ロックを設置できないか伺う。
(イ)フロ ア案内板を見やすくできないか。
(ウ)庁 舎入口を色で表した誘導サインの設置に ついて伺う。
(2)心のバリアフリー(※2) 化の効果、改善が見られない。より積極的 に取り組むべきである。
(3)権之助坂の 横断歩道は、高齢者が疲れて渡りきれな いなどが予見される。信号待ちの間に休 めるスペースを確保できないか。
区長
(1)(ア)現在の案内方法は、東京 都福祉のまちづくり条例に適合してい る。利便性、必要性等から点字ブロックの 拡大が必要と判断された場合でも、多額 の経費を要することから、将来庁舎の改 修工事を行う際にあらためて検討する。
(イ)(ウ)開設当初、総合庁舎は各階ごと にフロアーの色を決めサイン計画を行っ た。その後、様々な意見をいただき現在の 状況に至っている。将来的にサイン等の 改修が必要と考えているが、今後の改修 工事時期を捉え検討する。
(2)通行の妨 げになる状態の改善と、心のバリアを取 り除く啓発活動は区の責務であるため、 一層の啓発活動などに取り組む。
(3)町 会、商店街等と連携を図りながら、引き続 き都と調整を行い、安全・安心な歩行環 境の創出に取り組んでいく。
〈傾聴ボランティアの育成〉
質間
孤独感や不安感を抱えた高齢者の増加が 予想され、傾聴ボランティア(※3)の育 成が重要になってくる。ボランティア育 成とスキルアップについて見解を伺う。
区長
傾聴講習は、社会福祉協議会で年 3回実施している。今後も講習を継続・ 充実し、ボランティアの育成やスキルの 向上に努めるとともに、社会福祉協議会 と協議し、実践の場を確保できるよう必 要な支援を行う。
【用語解説】
※1 ユニバーサルデザイン:年齢や障がいの 有無などにかかわらず、最初からできるだ け多くの人が利用可能であるようにデザ インすること。
※2 心のバリアフリー:高齢者、障害者等が 安心して日常生活や社会生活が出来るよ うに、施設整備(ハード面)だけではな く、高齢者、障害者等の困難を自らの問 題として認識し、心のバリアを取り除き、 その社会参加に積極的に協力すること。
※3 傾聴ボランティア:高齢者など悩みや寂 しさを抱える人の話を真摯に聴くことで 相手の心のケアをする活動。
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