開催日:令和 2年 2月21日
会議名:令和 2年第1回定例会(第4日 2月21日)
○28番(武藤まさひろ議員) 私は、公明党目黒区議団の一員として、一般質問をさせていただきます。
まず1点目、区内のトレーニング室の利用について伺います。
現在、区内には4つの体育館施設でトレーニング室があり、現在、リニューアル開館に向けて、中央体育館が調整中でございます。指定管理者によって、駒場体育館、区民センター体育館、八雲体育館のトレーニング室が運営されています。区民の健康増進や健康寿命の延伸のため、また運動不足の解消やダイエットのためなど、年齢によって取り組む動機は違っても、民間より格安の区立のトレーニング室のトレーニングマシンは利用されております。
駒場体育館では、有酸素系のエアロバイク、エアロクライムなど5種11台、筋力系マルチプレス、レッグプレスなど7種7台、区民センター体育館では、有酸素系がランニングマシン、コードレスバイク4種22台、筋力系はチェストプレスとラットプルなど17種19台、八雲体育館では、有酸素系がトレッドミル、クロストレーナーなど8種18台、筋力系はラットプルダウン、レッグプレスなど9種9台が整備されています。有酸素トレーニング、筋力トレーニング、フリーウエイトなど、様々なマシンや設備が整っていて、初回に講習を受け、ルールや注意事項の説明、トレーニングマシンの使用方法を教わります。また、随時数人のトレーナーが配置されています。
年間の利用数は、平成30年度で駒場体育館が2万3,248人、区民センター体育館は13万9,288人、八雲体育館では5万201人となっています。
体を動かす習慣を若い頃から身につけておけば、高齢になっても介護予防につながります。また、内閣府では、年齢にとらわれることなく、自らの責任と能力において自由で生き生きとした生活を送ろうという高齢者の生活様式をエイジレスライフと呼び、推奨しています。例えば100歳で社交ダンスや盆踊りに参加、81歳でボランティア活動に取り組んでいる方など、様々です。こうした活動をするにも、健康でいることが大事になります。
利用者からの声としては、非常にいい環境で楽しく利用しているが、トレーニングマシンによっては古く、また空調が直接当たるなど、様々な要望を伺いました。
今後、区内トレーニング室の利用者数の拡大や利用者の満足度を高めるために、どのように取り組んでいくのか伺います。
次に、(2)として、トレーニング室の利用料金は、1日単位で高校生以上が300円、65歳以上が150円となっており、これはどこのトレーニング室も同じです。定期券は、1か月で3,600円、3か月で1万800円、6か月で1万8,000円となっており、長期の方のほうが割引率は高くなっています。定期購入の利用日数は、年間の休みが年末年始しかないので、購入時期によって利用日数に差が出てきます。本年は、昨年の12月から1月の定期利用を購入すると、8日間も利用日数が少なくなります。
こうした利用日数の差について、対応できないか伺います。
次に、2点目として、区内の公衆トイレについて伺います。
目黒区の管理している公衆トイレは、駅近くに7か所、寺社等に13か所あります。設置年度は、古いもので昭和34年から設置されており、改修工事も随時行われています。障害者用は、そのうちに13か所あり、清掃も1日1回から2回実施されています。それ以外に、区立公園では72か所の公園中37か所にトイレが設置されており、和式型は13か所になります。区立児童遊園は49か所中42か所にトイレがあり、和式型は20か所、あと、ふれあい広場などに19か所中3か所が設置され、和式型は1か所となっています。
トイレは、誰もが利用するところで、なくてはならない場所です。しかし、公衆トイレは、暗い、臭い、汚い、怖い、壊れているなどのイメージが根強くあります。夜間利用するには、不審者などいないかなど、男性でも利用にちゅうちょします。千代田区が以前行った調査によると、男女の利用率で、女性利用率は僅か3%との結果が出ています。
そこで、伺います。
(1)として、まず駅や寺社等にある20か所の利用者数、利用者層、快適性、利便性、周辺状況などの利用調査をすること、それに車椅子利用者やオストメイト利用者、外国人利用者などから意見を伺い、トイレの適正配置や運用をまとめていくべきと考えますが、いかがでしょうか。
次に、(2)として、昨年、公園に設置されている和式型の公衆トイレで、高齢者が、利用後、立ち上がることができなくなる事態が起こりました。区内の公園、児童遊園には82か所の公衆トイレが設置されています。そのうち、和式型は35か所にあり、つい最近、私も利用しましたが、快適性からは程遠いものです。今後、洋式型に改修していく予定になっていますが、まずは応急的に、手すりか、つかまり棒など取付けが必要だと思いますが、いかがでしょうか。
最後に、3点目に、死亡後の手続について伺います。
御家族が亡くなった後、役所では様々な手続をしなければなりません。死亡届、世帯主変更、国民健康保険の資格喪失届、葬祭費支給申請、後期高齢者医療制度では埋葬料支給申請、国民年金の受給者死亡者届、未支給年金請求、遺族基礎年金請求、特別区税の相続人代表者指定届など、手続になります。それ以外にも、障害の方の場合やお子さんのいる方、また犬を飼っている方など、さらに手続が必要です。
何度も同じような書類に名前、住所を書き、移動し待つ。高齢者の方は、とても大変です。所要時間にして3時間を超えることは優にあります。この役所の手続以外にも、銀行、保険、免許、証券会社、クレジットカード会社、電気、ガス、水道、電話、テレビなどの名義変更や解約なども手続が必要です。
現在、目黒区では、区民の声課で、死亡手続の一覧表を配布しているだけです。他の自治体では、お悔やみ窓口を開設して、専門の職員が付き添い、必要書類に一括で入力できるシステムの導入や、書類の簡素化をして所要時間を短縮しています。
区民の利便性の向上のため、専用窓口コーナーを開設するべきと考えますが、いかがでしょうか。
以上、壇上からの質問といたします。(拍手)
○宮澤宏行議長 議事の都合により、暫時休憩をいたします。
〇午後2時46分休憩
〇午後3時05分開議
○宮澤宏行議長 休憩前に引き続き会議を再開します。
先ほどの武藤まさひろ議員の第1回目の質疑に対しまして、区長の答弁から、よろしくお願いします。
〔青木英二区長登壇〕
○青木英二区長 武藤議員の3点にわたる御質問に、順次お答え申し上げます。
まず1点目、第1問、区立体育館トレーニング室の利用拡大や利用者の満足度向上の取組についてでございますが、区では、現在、駒場体育館、区民センター体育館、中央体育館、八雲体育館の4か所の体育館にトレーニング室を整備しております。
議員お尋ねの利用者数拡大と満足度向上についてでございますが、各体育館では、利用者の御意見等を踏まえ、創意工夫しながら運営しているところでございます。
トレーニング室に整備する機器につきましては、ランニングマシンやレッグプレスなど有酸素系と筋力系のバランスも考慮しながら、指定管理者が導入しております。運用に当たっては、利用者の方が安全かつ快適にトレーニング室を御利用いただくため、初めてトレーニング室を利用される方向けに初回者講習を開催し、機器の使用方法や利用上の注意事項等を御案内しております。また、利用に当たり御不明な点があれば、随時体育館のスタッフが説明やアドバイスを行っております。
このほか、トレーニング室の利用者を対象に、ストレッチ体操や筋力トレーニングなど、15分から30分程度の短時間のプログラムを実施をし、肩こりなどの予防や改善、体幹を含む筋力の向上などにより、健康増進につなげていただいているところでございます。さらに、トレーニングスタジオを併設している区民センター体育館では、これに加え、ヨガ、エアロビクス、ジャズダンスなどの多彩なプログラムを展開しております。
今後の取組といたしましては、本年4月にリニューアル開館する中央体育館には、御要望の多かったトレーニングスタジオを新設しますが、これらでも様々なプログラムを実施することで、利用者の方の満足度をさらに向上してまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても、議員御指摘のとおり、体育館利用者の皆様には、トレーニング室の利用により、健康増進や健康寿命の延伸などの効果が期待できるものと存じます。
区といたしましては、今後とも指定管理者と連携しながら、区民ニーズの把握に努め、利用者の健康増進とともに、利用者数拡大や満足度向上に資するよう取り組んでまいりたいと考えております。
次に、第2問、トレーニング室の定期利用券の購入における休館期日の対応についてでございますが、議員御指摘のとおり、各体育館では1か月、3か月、6か月の定期利用券を販売し、御利用いただいているところでございます。定期利用券については、期間と使用料を体育施設条例で定めており、大人が1か月3,600円、3か月1万800円、6か月1万8,000円、中学生以下と高齢者、障害者の方が1か月1,800円、3か月5,500円、6か月9,000円となっております。
(「3か月5,400円」と呼ぶ者あり)
○青木英二区長 ごめんなさい。もう一回言い直します。
障害者の方が1か月1,800円、3か月5,400円、6か月9,000円となっております。失礼しました。
使用頻度と使用料の関係で申し上げますと、例えば1か月の定期利用券の場合は、週3回、月12回を超えて利用される場合はお得になるという計算になっております。
議員お尋ねの年末年始の休館期間の対応についてでございますが、体育館では12月28日から年明けの1月4日までの8日間を休館とすることを体育施設条例で定めているところでございます。例えば、1か月間の定期利用券を12月20日に購入する場合は、年明けの1月19日までの定期利用券を発行することになり、利用可能な期間の中に休館期間となる年末年始の8日間が発生することとなります。この8日間を挟む1か月の定期利用券を販売する際は、購入する利用者の方に対し、指定管理者から休館期日の御案内をした上で販売をしております。
したがいまして、利用者は利用できない期間が含まれていることを承知で購入されていることから、現時点では年末年始の休館期間を定期利用期間に加えるということは考えてございません。
一方で、それを承知で購入したとしても、年末年始の休館期間を挟む1か月定期利用券を購入した利用者の方が不公平感を感じるということには、理解できる部分もございます。
年末年始の休館期間を含む定期利用券の販売に際しては、引き続き利用者への適切な案内に努めるとともに、休館期間の取扱いについては、利用者のニーズや近隣区の状況などを踏まえ、調査研究してまいりたいと存じます。
次に、第2点目、区内の公衆トイレについての第1問、区内の公衆便所の利用調査を行い、改善するべき、についてでございますが、区内の公衆便所は、現在、20か所あり、古いもので昭和30年度後半に設置されていることから、老朽化の解消やバリアフリー化を図るため、これまで13か所の公衆便所を改修してきたところでございます。改修に当たりましては、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律や東京都福祉のまちづくり条例などに定められた設置基準に基づき、誰もが利用しやすい公衆便所の改修に努めているところでございます。
また、公衆便所の維持管理につきましては、委託により清掃を実施しているほか、道路公園サービス課の職員による便器や排水等の詰まりへの対応や、部分的な修繕を適時行っております。
具体的には、日常清掃の頻度として、駅前における公衆便所については1日2回、その他の公衆便所については1日1回、便器、床面等の水洗いやトイレットペーパーの補充を行っております。そのほか、水洗いでは取り切れない経年的な汚れのある公衆便所については、洗剤を用いて行う清掃を年間25回ほど行っております。さらに、便器等の臭いが取れない場合や、排水管の詰まり等に対応するため、高圧洗浄機による清掃も年間5か所程度実施しているところでございます。
公衆便所の利用調査につきましては、現在、改修工事に併せて男女別の利用者数や年齢層等の調査を行い、利用実態に応じた改善に努めているところでございます。改善に当たりましては、日頃利用されている地元町会等の方々から御意見等も聞きながら、公衆便所の改修に努めているところでございます。
議員御指摘の区内の公衆便所の利用調査につきましては、利用者の困り事を改善するため、どのような調査ができるか検討してまいります。
いずれにいたしましても、区民等の誰もが気持ちよく御利用いただけるよう、利用者ニーズを把握し、公衆便所の改善に取り組んでまいります。
次に、第2問、公園、児童遊園等に設置されている和式の公衆トイレに、応急的に手すりか、つかまり棒などの取付けが必要であるについてでございますが、区内の公園、児童遊園には、平成31年4月現在、82か所の公衆トイレが設置されており、そのうち47か所が洋式化されている状況でございます。残り35か所の和式型ユニットトイレにつきましては、高齢者の公園利用の増加やバリアフリー化への対応の観点から、洋式化に向けて取り組んでいく必要があると認識しております。
具体的には、区では、トイレの改修も含め、公園等の改良を実施計画に位置づけ、順次洋式化に取り組んでいるところでございます。今年度は、富士見台公園、桜森児童遊園、三谷児童遊園におきまして、誰でもトイレの整備をしているところでございます。
また、これ以外にも、区民からの要望や日常点検で修繕の必要性のある箇所については、トイレの構造を確認した上で、順次洋式化に改修しているところでございます。平成30年度は、三田公園や向原おもだか児童遊園など8か所、令和元年度は菅刈公園や原町児童遊園など6か所について対応しているところでございます。
お尋ねの応急的な手すりや、つかまり棒などの取付けについてでございますが、35か所の和式型ユニットトイレが老朽化している中、設置に当たり、耐久性に問題がないかなど、現地を調査する必要があります。区といたしましては、洋式化に向けた取組を進めるとともに、和式型への応急的な手すりや、つかまり棒などの取付けについて、対応できるものについては設置をしてまいりたいと存じます。
いずれにいたしましても、区内の公衆トイレにつきましては、引き続き計画的な改修や適切な維持管理に努め、誰もが使いやすいトイレづくりに取り組んでまいります。
次に、第3点目、死亡後の手続についてでございますが、御家族の方が亡くなられたことに伴い、区をはじめとして、様々な機関への手続が生じ、それらが御遺族にとっての負担となっていることにつきましては、区といたしましても認識しているところでございます。
必要な手続としましては、一般的には保険や年金の資格喪失の届出、相続に伴う税金の申告などが挙げられますが、このほかにも金融機関や保険会社の名義変更及び解約、さらには亡くなられた方が障害や子どもの関係の手当等を受給していれば、それに関する手続も必要となってまいります。区では、これら必要な手続の一覧をご遺族の方へ、死亡後の手続についてとしてパンフレットに取りまとめ、死亡届をお出しになった窓口等で配布し、手続をされる方の便宜を図っているところでございます。
一方で、御質疑にもありましたとおり、昨今では、高齢化に伴い、御遺族の方も高齢になっていることや、社会全般の様々な手続が複雑化していることも踏まえ、御家族が亡くなられた方を対象として、担当職員が御事情を伺い、必要な手続を御案内する専用窓口の設置も一部の自治体では進んでいるところでございます。既に設置している自治体の実施内容を見ますと、個別の利用者に対して、担当者がマンツーマンで対応することと、諸手続に必要な申請書を一括して自治体側で作成またはその補助をすることが共通したものとなっております。
当区におきましても、現時点では、先ほど申し上げたパンフレットの配布を行っているところですが、総合庁舎1階では区民相談の窓口を設けて、区民の方の身近な問題について総合的に相談をお受けする取組も行っております。今後は、先行自治体において専用窓口が住民の方々にどのように利用されているのか、さらに情報収集するとともに、窓口の設置場所、運営組織や体制、関係課や他機関との情報連携方法など、課題を整理しながら、本区の実情に合った窓口の在り方について検討してまいりたいと存じます。
以上、お答えとさせていただきます。
○28番(武藤まさひろ議員) それでは、再質をさせていただきます。
まず初めに、トレーニング室ですね。
こちらは、やはり民間に比べてかなり安いということですので、区民じゃなくても、区内に会社があったり、学校があれば、こちらのほうも利用はできるということで、ホームページで見ると、目黒区のトレーニング室を利用したほうがいいですよみたいなのが出てるので、そういった部分で、非常に気軽に利用できる部分があるかと思います。ただ、おおむね利用者の方のお声とすると、基本的には肯定的であります。
その中で、直接質問じゃないんですけども、エイジレスライフというのをちょっと先ほど述べましたけれども、これは内閣府によって高齢者の生活様式、また年を重ねて高齢者になった者が年齢にとらわれることなく、自らの責任と能力において、自由で生き生きとした生活を送ろうということで、社会に参加するという形式での生活というふうになっています。例えば、起業したり、社会活動であったり、また異なった世代との交流と、高齢となった者でも、社会の一員として活動できるという生活を目指そうという、エイジレスですので、そういった年齢というものを超えてやろうということで。ただ、これに関しまして言うと、高齢者に関しましては、やはり健康でなければ、エイジレス生活はできません。今まで、ロコモティブシンドロームですとか、フレイル予防とか、いろいろ健康寿命を伸ばしていく、要するに健康でいましょうというふうな訴えをいろいろなところで区はしておるんですけれども、このエイジレスに関しまして言うと、そういったところで、健康であって、それで自分は何を目的に生きていくかということが、このエイジレスライフの一つの方向性だと思います。
これに関して、質問じゃないんですけれども、そういった意味ですので、今後、このエイジレスライフ、高齢者にですけれども、これは別に高齢にとどまることなく、要するに、いろいろな部分で非常に、日頃、多分皆さんも、例えば野球選手の寿命が長くなったりですとか、例えば80歳の人がマラソンに挑戦するですとか、非常に肉体的な部分がすごく改善されているような、食生活が変わっている部分があるのか、そういったふうになってきてます。
そういった意味の中で、エイジレスの中で、1つ、区内のトレーニング室ということで具体的な質問とさせていただきますと、実際に、今、体育館が4つあるんですけれども、実際、碑文谷体育館、こちらのほうにトレーニング室がないんですね。やはり地域的に、駒場、中央体育館、そして区民センター、八雲、やはり中心的な部分の、ここに碑文谷体育館があるのに、なぜトレーニング室がないのか。見てのとおり、碑文谷体育館自体は非常に古い建物であるので、その辺に問題があるのかなと思うんですけど、ぜひとも碑文谷体育館にトレーニング室を設置をしていただければというふうに思っております。これが質問になります。
次に、公衆トイレの在り方です。
1か月ぐらい前に、文京区の湯島のほうをちょっと歩いていまして、たまたま有名な湯島天満宮というのがあって、行ったことがなかったので、ちょっと寄ってみたんですね。そのときに、非常に生理的な現象が起きまして、どこかトイレがないかと探したところ、天満宮の横の1本道を外れたところに案内板が出ていまして、文京区が作った非常にきれいなトイレが設置されていたんですね。そこを利用させていただいて、非常に新しかったので、文京区は、やるなというふうに、トイレ1つでその区のイメージが変わるじゃないですけれども、そういったことがあります。
区長は、目黒区は街歩きの地域だということをおっしゃっていますので、やはりトイレが、例えば駅のところにも様々あります。例えば、学大駅のところにも公衆トイレがありますけれども、これは多分地域の方はほとんど分かっているんですが、実際、初めて来られた方に関して、トイレはどこを使うのか、日本の方であれば、最近コンビニでも利用できるようになったので、その辺を利用しようと思いますけども、実際は、学大のところとか、あと公園のところの東口の、児童遊園ですね、こちらのほうがあるんですけども、こちらのほうもかなり利用されている方が多かったです。そういった部分で、1つ、やはりおもてなしということで、オリンピック・パラリンピックでも海外の方がいらっしゃいますので、やはり初めて来たところで、非常にトイレに対して不安な部分がありますので、そういった部分でのサイン、そういったものが少し充実できないか、お伺いさせていただきます。
最後に、いろいろな自治体で、お亡くなりになられた方の手続、ほとんどが「お悔やみ課」というような捉え方をしているんですけれども、1つに、目黒区の国保年金課のほうの窓口に行きますと、加入や脱退の手続の所要時間は、待ち時間を含めて30分以上かかる場合があります、あらかじめ御了承くださいという大きなものが出てるんですね。そのくらい時間がかかるということでございます。
今回、様々な課について、書類を全て集めてまいりました。戸籍ですとか、健康保険、税、やはり内容的には違いますので、書式としては違います。ただ、住所、氏名、電話番号、亡くなられた方、これは同じように共通して書かなければなりません。例えば、お子さんの場合、お子さんがお一人であれば書類が1つで済むんですけども、2人、3人いれば、同じ書類を、要するに3枚書かなければならないという、非常にやはり時間がかかる。
ですので、様々な自治体でいきますと、一つのフォーマットにおいて、住所、名前だけでも、これを書くと、様々な目黒区でやる書類に関して、そういった書類ができるということもあります。今、実際に区民の声課に行って、こういったところを回ればいいですよと書類を頂くんですけれども、それが人によっては回らなくていいところもあるわけですので、そういった部分で、あらかじめ他の自治体では、予約制にもなっておりますけれども、ここを回ればいいですよと具体的な部分、そして書類、そして人が一緒について回る、ここまで丁寧に回っているということもございます。
お悔やみ課という、こういった手続をすることによって、区民の利便性の向上になると思いますので、いかがでしょうか。
以上です。
○青木英二区長 それでは、3点順次お答え申し上げたいというふうに思います。
まず、碑文谷公園のトレーニング室の設置の考え方ですが、御案内のとおり、これは平成13年に第一勧銀の体育館を私どもが譲り受けたということで、私もよく承知してますけれども、ここはバスケットボールの練習が中心の体育館でした。そういう点では、床がどうしても重い負荷に耐えられない部分があるというようなことが判明しましたので、いろいろ上げたり下ろしたりの重い機器をなかなか置くことができないという大きな事情がございます。
いずれにしても、今、冒頭、議員が申されたように、健康で何を目的に生きていくか、すごく大事な御指摘だと思います。私も間もなく65を超えて、今後、老いていきながら何を目的にしっかり生きていくかということは、本当に大事な、身につまされる日々を送っておりますので、そういう点では、あまねく様々な健康に資するということで言うと、こういった御高齢、私も高齢にもうじきなるんですが、トレーニング等をできる場所の整備というのは極めて重要だと思います。
ただ、こういった事情があるので、碑文谷体育館、今、特段実施計画にも載っておりませんが、今後、大規模改修等については、トレーニング室を設置していくことは非常に不可欠ではないかなと私は認識しておりますが、その後の区長の判断ではないかなというふうに思っておりますが、1点目はそういうことでございます。
それから、区内公衆トイレは20か所ありますけれども、今御指摘の学大も含めて、7か所が駅前にございます。非常に適切な御指摘で、今、多言語にもなっておりません。多分、外国の方、いろんな国々の方がこれからインバウンドで、オリンピック・パラリンピックでお見えになるときに、武藤議員のように突然利用したいという方も、当然、湯島に行ったときと同じようなことがあろうかというふうに、もっともな話でございますので、どういった形で御案内を、何をまず御案内するのか、どこを御案内するのか、公衆トイレだけ御案内をすればいいのか、どういった形で御案内をするかということについては、これは大事な視点でございますので、文京区やってるな、というのと同じように、英語で何て言うか分かりませんが、目黒区やってるな、と言われるように、御指摘をしっかりと踏まえながら、どういったことで案内という機能が担保できるか、しっかり検討してみたいというふうに思っております。
それから、亡くなられた御家族の様々な手続の簡素化でございますが、私も親を亡くしておりまして、やっぱり心身ともに疲れていて、また、いろんな法的なことをやるというのは、非常に心身ともに大きなダメージですので、それが本当にスムーズにどんどんどんどんできれば、目黒区っていいなということは、全く御指摘のとおりだというふうに思います。
当然、システム改修というのも必要になる部分があろうかと思いますので、今日にわかに回れ右ですぐできることではありませんが、非常に重要な指摘で、さらに高齢化社会が進んできて、誰もが通らなければいけない。なおかつ、そんなに多く通ることでもないことですので、こういったことにしっかりと対応するというのは、大きな区民サービスでございますから、どういったことができて、心も体も非常に萎えた方々をどうバックアップするかという視点に立って、私ども目黒区としてどういった対応ができるか、これはしっかりと研究をしていきたいというふうに思っているところでございます。
以上でございます。