川原 のぶあき 議員  

命こそ大切!
出産・育児に不安を抱える母たちを救え!
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〈産前産後の母子支援について〉
質問
女性の自殺者、児童虐待が急増してい る。コロナ禍の影響もあるが、近年は身 近に支援を受けることができず、出産・ 育児で孤立する女性が多い。従来の母子 保健事業だけでは救うことができない。 母親に寄り添い、きめ細やかな支援が必 要と考え以下、質問する。

(1)産後ドゥーラ(※1)の活用について。
(ア)産前産後の母子を支える専門人材 として産後ドゥーラの養成について伺 う。
(イ)産前産後支援ヘルパー派遣事業 の担い手としての産後ドゥーラの活用 と利用補助の実施について伺う。

(2)産後ケア事業の対象を出産後1年ま で延長し、実施することについて伺う。

(3)ファミリーサポートセンターを利用 する場合、協力会員とのマッチングのた め区役所に出向かねばならず、育児やコ ロナ感染に不安を抱える母子にとって は手続きが煩雑すぎて利用しづらい。利 用者目線に立った手続きへの改善実施 について伺う。

区長
(1)(ア)産後ドゥーラの養成は、 区としてどのようなことができるか検 討していく。
(イ)「産後家事・育児支援事 業」を実施する中で、産後ドゥーラも活 用する方向で検討していく。また、利用 料金の補助は、他区の実施状況を参考 にして検討していく。

(2)今年度中に訪 問型産後ケア事業の対象を出産後1年 まで延長する予定である。

(3)4月から サービスを開始した子育てアプリなど ICTの活用も含め、利用手続きの簡便性 や利便性向上を図り、必要な時に利用で きる子育て支援事業を実施していく。

〈ウィズコロナを見据えた区有施設 のしつらえについて〉
質間

(1)今後の学校施設ICT環境整備につい て、コスト、国・都の関連事業の状況、学 校施設更新計画や統廃合等を総合的に 勘案した整備計画の策定について伺う。

(2)リモートワークやリモート授業に 活用できるよう、住区センター会議室に Wi-Fi環境を整備し、区民に貸し出すこ とができないか伺う。

教育長
(1)国や都の教育施策の動向を 注視しつつ、コスト面や学校施設の更新 状況などを総合的に勘案し、「目黒区教 育の情報化推進計画」を令和3年度に策 定する。

区長
(2)一部の住区センター会議室に ある有線のインターネット回線を活用 して、試行的にWi-Fiが導入できないか 検討を行っている。その効果も検証し、 検討していく。

 

※1 産後ドゥーラ ドゥーラとは、ギリ シャ語で「他の女性を支援する経験豊 かな女性」を意味する言葉。産前産後 の女性に寄り添い、家事・育児や心の 悩みも相談できる専門家。