開催日:令和 3年11月24日
会議名:令和 3年第4回定例会(第2日11月24日)
○12番(佐藤ゆたか議員) 私は、公明党目黒区議団の一員として質問通告に基づき、2点4項目順次質問しますので、御答弁のほうよろしくお願いいたします。
第1点目、健康で自分らしく暮らせるまちづくりについて。
目黒区は、今年3月に制定された基本構想において、基本目標3、健康で自分らしく暮らせるまちの中で、年齢や障害、疾病、経済状況などの事情にかかわらず、誰一人として取り残されることなく、全ての区民が住み慣れた地域で生涯を通じて、自分らしく健康に生き生きと暮らし続けられる環境を整えますとあります。目黒区では介護予防・フレイル予防を目的に、平成26年度から地域での自主的な介護予防の取組としてシニア健康応援隊の養成講座を開催し活動しております。
平成27年度には、めぐろ手ぬぐい体操が作成され活動に取り組んでおりましたが、昨年4月からは新型コロナウイルス感染症拡大を防止するため、その活動を自粛したことにより外出が減り、家で過ごす時間が増えたことで目黒区は高齢者の体力や気力が低下することを危惧し、昨年5月のめぐろ区報でめぐろ手ぬぐい体操への参加者を募り、テキストやDVDを配布しました。また、今年度は自主グループの支援や区のホームページにこのめぐろ手ぬぐい体操のユーチューブ動画をアップしたり、シニア健康応援隊養成講座の第8期を開催するなど、様々介護予防に取り組んできております。
また、目黒区では、日常生活における健康づくりを進めるために、区内の坂道を歩く、歴史や名所を歩く、公園や遊歩道で緑に触れ季節を感じながら楽しみながらウオーキングできる「めぐろウォーキングマップ」などもあります。区民の健康づくりへの貢献が期待できるこれら事業について、以下質問いたします。
(1)気軽に運動できる、めぐろ手ぬぐい体操について。
ア、めぐろ手ぬぐい体操が始まり6年経過しましたが、目黒区では参加者への介護予防効果がどれだけあったのか、またどれだけ健康寿命の延伸に寄与しているか、効果検証しているかお聞きします。また、めぐろ手ぬぐい体操への参加目標などを設定しているのか、伺います。
イ、昨年5月、区報で募っためぐろ手ぬぐい体操に参加を希望された方へのアンケート調査では、約5割の方が「初めて知った」、約3割の方が「知ってはいたが体験したことがない」との回答でした。また、体操を体験した方の約9割が「よかった」、「とってもよかった」、7割の方が「これからも続けられる」、「無理なく体力に合わせてできる」、「一人でも続けられる」との回答がありました。健康づくりに非常に期待が持てる結果であることから、めぐろ手ぬぐい体操をもっと多くの方に周知していくべきと考えますが所見を伺います。
(2)楽しみながら散策できる、めぐろウォーキングマップについてお聞きします。
ウオーキングは誰もが気軽に始めることができ、日常生活に一番取り入れやすい運動です。目黒区では、目黒区、教育委員会、健康推進部、都市整備部、めぐろ観光まちづくり協会の5種類52コースものウォーキングマップがあります。ゆったりコースや長距離コース、坂道など健脚コース、歴史や緑に触れるコースなど、様々工夫が凝らされております。しかし、私が考えるには、区民の方に周知が行き届いているとは思われず、知っている区民はごく一部の限られた方だと考えられます。このウォーキングマップをアプリ化することで、年代を超え多くの区民が利用しやすくなると思いますが所見を伺います。
第2点目、アイフレイルについて。
日本眼科啓発会議では、目の健康寿命を延ばそうをスローガンとしたアイフレイル対策を提唱しています。アイフレイルとは、目に特化したもので目の健康は日常生活の質を保つためにとても重要です。目が見えにくくなると読書やスポーツなど趣味が楽しめなくなり、外出がおっくうになるなど、また室内や野外での転倒などによる骨折のリスクが高まるなどとされております。
今年6月に目の健康に関する意識調査を40歳以上の男女約1万3,000人に聞いたところ、現在健康面で不自由を感じていることは、目に関してが47.7%、歯や耳、足腰や物忘れよりも多い結果でした。しかし、ふだんから病気を予防している部分はと聞くと、歯が最も多く46%、足腰、次いで目に関してが26.1%と低くなっております。また、今後健康面で心配が増えるところはと聞いたところ、足腰が53.8%、次いで目に関してが52.7%の調査結果が出ております。
目に関して、病気予防の年代別調査では、70歳代以上の4割近くの方は予防していますが、40歳代では2割程度と低い状況となっております。目の疲れは年から来るものだと思い込む方が多く、視力が低下しても眼鏡などを買い替えることで見やすくなることからなかなか目の病気に気づきにくく、気づいたときには緑内障などに罹患しているケースもあります。緑内障は進行すると失明のおそれもあるため、40歳を過ぎたら年に1回眼科医による目の検査を促す必要があると考えますが、所見を伺います。
以上、壇上からの質問を終わります。(拍手)
〔青木英二区長登壇〕
○青木英二区長 佐藤議員の2点にわたる御質問に、順次、お答え申し上げます。
まず、第1点目、健康で自分らしく暮らせるまちづくりについての第1問、気軽に運動できる、めぐろ手ぬぐい体操についてのア、めぐろ手ぬぐい体操の介護予防効果が健康寿命の延伸にどれだけ寄与しているか、計測を行っているかについてでございますが、めぐろ手ぬぐい体操が有する介護予防効果につきましては、体操参加後6か月の時点における効果測定を過去に実施しております。
めぐろ手ぬぐい体操は、椅子と手ぬぐいさえあれば時間や場所を選ばず、一人でも行うことのできる介護予防・フレイル予防に資する全身運動です。この体操は、日常生活上の動作だけでは使用する機会の少ない体の部位を意識して動かす動作が組み込まれており、定期的に体操を行うことにより、日々の生活における転倒防止や食べ物を誤って飲み込んでしまう誤嚥防止等の効果を期待することができます。
議員お尋ねの効果測定でございますが、めぐろ手ぬぐい体操を週1回の頻度で実施された方々の体力測定を行い、めぐろ手ぬぐい体操開始直後と6か月後を比較したところ、柔軟性や歩行速度、体のバランス等において明らかな改善傾向が確認されております。これらの項目において、改善傾向が示されたことは結果として健康寿命の延伸にも寄与するものと考えております。
また、めぐろ手ぬぐい体操の参加者の目標設定についてでございますが、めぐろ手ぬぐい体操はグループで集まって皆で一斉に行うことが可能な運動ではありますが、一人でいつでもどこでも行うことのできる体操であるという特徴も有しております。そのため、参加者の人数という捉え方での目標設定につきましては行っておりません。
一方で、区ではめぐろ手ぬぐい体操を地域で広める役割を担っていただくシニア健康応援隊養成講座というものを平成26年度より開催し、現在までに合計162名の方々が地域でめぐろ手ぬぐい体操を広める活動をされているところでございます。
コロナ禍前の令和元年度にはシニア健康応援隊の皆様が地域で自主的に実施するめぐろ手ぬぐい体操の活動に、延べ人数換算で年間約6,700名の方々が参加しております。シニア健康応援隊の方々が各地域でめぐろ手ぬぐい体操を広めていただけるよう、区としては今後も様々な支援を行っていきたいと考えております。
次に、イ、めぐろ手ぬぐい体操を多くの方々に周知していくべきについてでございますが、目黒区オリジナルの運動であるめぐろ手ぬぐい体操の周知につきましては、現在様々な方法で行っております。具体的には、めぐろ手ぬぐい体操の方法を記載したテキストやDVDの配布、めぐろ手ぬぐい体操の動画をユーチューブに掲載する等、多様な手段を用いて区民の方々への周知を図っているところでございます。
令和2年5月5日号のめぐろ区報において、めぐろ手ぬぐい体操の紹介を行った上で、御希望された130名の方にテキストとDVDをお送りさせていただきました。その後、DVD等をお送りした方々にアンケートを行ったところ、議員御指摘のとおり、めぐろ手ぬぐい体操を今回初めて知ったとの回答が約半数を占める一方で、体操を体験した9割の方々からは、肯定的な御意見を伺ったところでございます。無理なく体を動かすことができた、老人クラブの活動が始まったら取り入れたい等、多くの御意見をお寄せいただきました。
めぐろ手ぬぐい体操は一人でも行うことのできる体操ですが、区としましては体操を糸口として地域の方々の様々な交流のきっかけとなることも期待しております。めぐろ手ぬぐい体操を地域で広める役割を担うシニア健康応援隊の方々がめぐろ手ぬぐい体操を行う活動拠点の周知につきましては、令和元年度~3年度にかけて要介護認定を受けていない約4万5,000人の区内全高齢者に対して案内資料を送付したところでございます。
めぐろ手ぬぐい体操は、高齢者の方でも無理なく行うことができる簡単な運動ですが、さきに述べたように継続してこの体操を行うことにより柔軟性等に明確な変化が現れることが確認されており、高齢者の方々の介護予防・フレイル予防に資するため今後も周知に努めてまいりたいと考えております。
次に、第2問、楽しみながら散策する、めぐろウォーキングマップをアプリ化することにより、多くの区民に利用が行き渡るのではないかについてでございますが、最新のめぐろウォーキングマップは、健康めぐろ21の基本理念である健康寿命の延伸と日常生活における健康づくりを推進することを目的に、平成31年度に作成いたしました。めぐろウォーキングマップの特徴は健康づくりの視点を取り入れて、区内を楽しみながら歩くことのできるコース設定を行い、コース上の見どころを掲載するなど工夫を凝らしたマップとなっております。
今年の春には、東京2020オリンピック・パラリンピック大会の機運醸成のために、1964年に開催された東京オリンピック・パラリンピックにゆかりのあるウオーキングコースをめぐろスポーツニュースで紹介したり、4月と9月の健康づくり月間では目黒区総合庁舎の西口ロビーでパネル展示を行い、めぐろウォーキングマップの周知と利用促進を図ってまいりました。
今後、区外からの来街者を含め誰もが手軽にめぐろウォーキングマップを利用していただけるようにするため、東京都の健康づくりポータルサイト、とうきょう健康ステーションにリンクを張って、より使いやすい仕組みに変更していく予定です。めぐろウォーキングマップの区民への周知が行き届いていないのではないかとの御指摘につきましては真摯に受け止め、スポーツ・観光等の関係団体との連携も図りつつ、さらなる周知方法の検討をしてまいりたいと考えております。
また、めぐろウォーキングマップのアプリ化につきましては、利用した際に何らかのインセンティブを付与する仕組みを含めて調査研究をいたしております。アプリ化によるインセンティブの付与によって、めぐろウォーキングマップの利用者意識を刺激し、利用を促す効果が期待される一方で、健康寿命の延伸にどの程度の効果が得られるのかが不透明であること、インセンティブを付加する仕組みを維持していくなどに課題があると認識しております。このため、アプリの導入実績のある自治体や関連する民間事業者から必要な情報を収集しつつ、さらなる調査研究が必要であると考えております。
コロナ禍の影響で日常生活が大きく変化している状況の中で、日頃の運動不足やストレスの解消が求められております。ウオーキングは誰でも気軽に気分をリフレッシュさせる効果が期待できる運動でもあり、めぐろウォーキングマップを区民に広めていくことは健康寿命を延伸する上で有意義であると認識しております。このため、御指摘を踏まえ、めぐろウォーキングマップの周知方法や利用促進に向けた工夫を検討してまいりたいと考えております。
次に、第2点目、アイフレイルについて。
40歳を過ぎたら、年に1回眼科医による目の検査を促す必要があるのではないかについてでございますが、まずアイフレイルとは、日本眼科学会や日本眼科医会などでつくる日本眼科啓発会議によって、加齢に伴って目の脆弱性が増加することに、様々な外的・内的要因が加わることによって視機能が低下した状態、また、そのリスクが高い状態という定義が提唱されております。
一方、区が実施している様々な検診は健康増進法に基づく健康増進事業実施要領等を根拠に実施しておりますが、目の検査に関しては、国から実施に関する特段の根拠が示されておりません。しかしながら、23区で目黒区を含めた12区は眼科検診を実施しております。
区では、区医師会からの要望もあり、自覚症状がなく進行する緑内障の早期発見、生活習慣や加齢によって起こる眼科疾病を早期に発見し、進行を遅らせるために平成21年6月に目黒区眼科検診実施要綱を制定し、年度末、年齢が40歳から65歳までの5歳刻みの区民を対象に受診券を個別に発送し、眼科検診を実施いたしております。毎年度4,000人強の区民の方が受診していただいておりまして、受診率は17%程度の横ばいで推移しております。ちなみに、眼科検診により緑内障の所見があった方は過去5年間の平均で、1年間に650人余でございます。
また、40歳以上75歳未満を対象とした特定健康診査において、血圧または血糖が受診勧奨判定値以上の方で、医師が必要と認める方には、眼科治療中の方を除いて眼底検査や眼圧検査を行っております。御指摘のとおり、緑内障等の目の病気は多くの場合ゆっくりと進行していくために気づきにくいものの、検診等の受診によって早い段階で異常に気づくことができれば、治療や生活習慣によって目の高度機能障害を防ぐことができると認識をしております。
緑内障等の罹患による視機能低下による自立機能は低下し、日常生活が大きく制限されることにつながります。さらに、読書、スポーツ、趣味など人生の楽しみや快適な日常生活が制限されてしまうおそれもあり、健康寿命への影響が避けられません。
このため、区といたしましては、眼科検診や特定健康診査における眼底検査等を引き続き実施することにより、緑内障等の早期発見に努めることは大変重要なことと認識しております。さらに、眼科検診の対象年齢を拡大することや検診の実施頻度につきましては、今後国の方針や他の自治体の動向を注視しつつ、区医師会の御意見を伺いながら検討してまいりたいと存じます。
以上、お答えとさせていただきます。
○12番(佐藤ゆたか議員) ありがとうございます。
1点目から再質問させていただきます。
めぐろ手ぬぐい体操はやられた方が改善が見られるということですので、これはどんどん進めていくべきだと思います。今年度から、このめぐろ手ぬぐい体操を教えるシニア応援隊の養成講座の参加の年齢制限が撤廃となりましたが、この年齢制限がなくなるということは若い方でも教えることができる。ましてやこの若い方でも教えることができるし、若い方にも広めてもいいということなんでしょうか。例えば、椅子一つ、手ぬぐい一つで健康、この手ぬぐい体操ができるということは、これは誰でもできる、気軽にできるという点では若い世代にも目黒区として周知していくべきじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。
2番目、ウォーキングマップなんですが、区民に広めていくことは有意義であると認識して、周知も検討してくということですが、答弁の中に他の自治体やそういう情報収集して、インセンティブに問題があるとか課題があるとかの答弁がありましたが、区としては一番アプリ導入に関して大きな課題というのはどういう点を持っているのか伺います。
最後に、アイフレイルなんですが、今対象年代拡大や実施頻度を、国の動向を踏まえて医師会と検討すると答弁ありましたが、これは本当に検討しっかりしていただきたいと思います。日本人のこの中途失明の原因のトップがこの緑内障で、先ほど眼圧検査と言ってましたが正常眼圧で発症する。日本人はこの正常眼圧緑内障が最も多いということで、できればこの眼圧検査だけではなくて、OCT(光干渉断層撮影)という検査、これが有効だとあります、有効だと言われております。
また、最近ではこの新型コロナウイルスで外出自粛をずっとしてきて、自宅で若い方も、ましてやスマホやパソコン、ゲーム、子どもたちが今後授業でもICTを活用して勉強していくという部分では、私が子どものときはせいぜい光るものといったらテレビぐらいでしたから。光るものというのは、画面を見るというのは、テレビを見て私も目が悪くなりましたから、今の子どもたちは勉強するのに見るという部分では圧倒的に目を酷使していると思われるんですよね。私も去年から眼科に通ってますが、近頃では子どもの、それも小学生ぐらいの子どもたちが増えてきてる。たまたま行った時間帯がそうかもしれないんですが、そういうことから子どもの近視も懸念されております。
この緑内障って、区長の答弁にもありましたが、長期間ゆっくり進むということを考えると、まずは小さな子どもたち、小学生たちにも授業の合間、15分に一遍ずつでしたっけ、目を休めるとかということも行っているということですが、しっかりとそれを定着、啓発していくことが大事だと思います。
ですから、私としてはこの眼科検診の対象年齢拡大も検討してくということですが、思い切って20代ぐらいからしっかりと周知をしながら検診の対象を拡大していく。そして目の健康をセルフチェック、自己チェックできる、例えば遠くを見るとか、目を温めるとか、左右の目の見え方をチェックするなど、そういう何かチェックシートみたいなものも必要と考えますが、所見を伺います。
○青木英二区長 それでは、まず最初に、手ぬぐい体操の件ですけれども、65歳以上を撤廃したというのは、それはおっしゃるとおり若い世代にもいい体操じゃないかというおっしゃるとおりで、そういったこともあって65歳、応援隊のそういった年齢を外して広く若い世代、全世代と言ったほうがいいかと思いますけれども、そういった方にぜひこの手ぬぐい体操を広めて、本区の健康寿命を延ばしていくということの意味合いで撤廃しましたので、御指摘のとおりでございます。
それから、次のインセンティブ、2点目の他の自治体がいろんなインセンティブをつけている課題についてですけど、一つはインセンティブ付与するのに一定の金額、それが1万、2万ということではなく比較的まとまった金額になります。
例えば、特定財源でやってるときはいいですけどそれが一般財源に切り替わって、未来永劫特定財源でつけてくれてるわけではないんじゃないかと思います。そうすると、一般財源でやったときのそのうちの負担、それからもう一つそれに関連してきますけれども、その健康寿命にどう寄与しているのか、これはなかなか明確に分からないので、コストパフォーマンスがよく分からない部分もあろうかと思います。それから、多くの場合、いろんな健康器具とかそういうもののスポンサーがついていて、そのスポンサーが降りたとき、結局付与する人がいないので、それがまた特定財源がなければ一般財源で補っていくということがあります。
なかなか一般財源を入れたときのこのウオーキングによって健康寿命がこういうふうに、区長さん、10年も20年も延びましたよと、なかなかそういった関連が今のところ明確でないのでちょっと足踏み状態であるんではないかなと思います。
どっちかというと、これがどんどんほかの自治体でも、あっちもやりましたこっちでもやりました、どんどん増えていくというよりも、やったところがどんどん撤退してきてるような雰囲気があって、それは多分今申し上げたように効果がどうだったのか、それから一般財源を充当していくのに効果がどうあったのかという議論があって、撤退されているというふうに聞いているところでございます。
それから、最後のアイフレイルに関してですけれども、私も議員と同じでテレビばかり見ていてだんだん目が悪くなってきた年齢ですが、今おっしゃるように、今の子どもたちは教育の情報端末なども使っています。多分それは教育委員会がしっかり対応をしているんだと思うので、しっかりこれからも対応してほしいと思うんですが、今年齢を広げていくという考え方ですが、まずは今、私ども、40歳、45歳、50歳、5年刻みで16%から17%、18%と非常に低い状態です。
私が立候補した区長選挙より低い状態に今あるわけですから、まずはこういうところの足元から、もちろん小さなお子さんも緑内障になる可能性もあるかもしれませんが、まずは一番危険度の高いこういった年代をしっかりと、18を20、30、40にしていくということがまず優先順位です。優先順位からいくと、まずここしっかりやっていくという取組が極めて重要ではないかなというふうに思います。
それから、マニュアル化というお話もありましたけれども、アイフレイルについていろんな今知見等も出ているというふうに聞いております。まず、私もそういった情報を収集して、そもそもこれは目黒区医師会とも相談をしていくことですけれども、そういったものを検診にどう結びつけていけるのかどうか、まずそこをよく検討する必要があって、そういったことを受けてマニュアル化というのが出てくると思います。
まだその前の段階がよく十分に、例えば目黒区医師会とも話ができていないうちにちょっとマニュアル化というのはなかなか若干、時期尚早の気がいたしますので、そういった手順を踏みながらマニュアル化というのは進んでいくほうがよろしいのではないかなというふうに思います。
ただ、いずれにしても緑内障にかかってしまうと本当に生活が大きく制約をされますから、緑内障をどう防いでいくかということについては、マニュアル化もそれから年齢制限も含めて極めて大事な課題ですので、引き続きしっかりと検討していきたいというふうに思っているところでございます。
○12番(佐藤ゆたか議員) ありがとうございます。
最後に、手ぬぐい体操なんですが、気軽に誰でもできるということは小学生でもできると。小学生の方から含めて、小さな子どもから含めて健康に意識を持たせていくということは、それが結局目のフレイル予防にもつながってくと思うんです。
まずは、運動となるとハードル高いんですが、気軽にできるということは、この手ぬぐい体操なんてこの議場でも手を挙げて左右体振ればそれでなってくるわけですから。そういう意味では、ハードルを下げて意識を根づかせるというのが大事だと思います。そういう点では、それがこの将来、介護予防にもつながり、フレイル予防にもなっていく、そういう社会保障の軽減につながっていくと思いますが、最後区長お願いします。
以上です。
○青木英二区長 全くそのとおりです。私は、手ぬぐい体操はあまりしませんけど、ほぼ毎日ラジオ体操を朝やっています。どれだけ自分の健康に結びついてるか、あまりよく分かりませんけれども、そういう点ではこの手ぬぐい体操というのはこのラジオ体操と同じように習慣的に、例えば朝会でラジオ体操を、今ちょっとやってませんけど、かつてやっていたように手ぬぐいをみんな持ってきて、校庭でいろいろやることができるようなそういった要素がある体操だと思います。
これから、今ちょっと3密なんでなかなか難しいんですが、どういう形で皆さんが、個々でやるものでもありますけれども全体でできることでもありますから、どうこれ生かしていくか、それ結論、そうなれば今おっしゃったように社会保障、元気な方が多くなればなるほど社会保障も軽減されるということにつながっていくかと思います。しっかり検討してみます。