開催日:令和 2年 9月 8日

会議名:令和 2年第3回定例会(第2日 9月 8日)

 

○27番(関けんいち議員)  私は、公明党目黒区議団の一員として、質問通告に基づき、大きく3点にわたる質問を順次行います。明快なる御答弁をよろしくお願いいたします。

質問に入る前に、議員の先輩でありました故須藤甚一郎議員の逝去の報に接し、長年にわたる議会活動に敬意を表し、心から御冥福をお祈り申し上げます。

また、九州地方を中心に発生した大型の台風10号でお亡くなりになられた方々に対しまして、謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災に見舞われた多くの皆様方にお見舞いを申し上げます。九州地方はおよそ2か月前にも令和2年7月豪雨災害を受けたばかりで、大勢の死傷者が出るなど、度重なる被災を受けました。コロナ禍にあって、避難も大変であったことが想定されます。1日も早い復旧、復興をお祈り申し上げます。

それでは、質問に入ります。

まず、大きな質問の1点目、高齢者の住まいの確保について伺います。

ひとり暮らしの高齢者の方が立ち退き等により転居を余儀なくされた場合、都営住宅や区営住宅あるいは高齢者福祉住宅への入居がなかなか難しく、民間の賃貸物件も断られるケースも多いと聞きます。

賃貸オーナーの立場からすると、家賃の滞納や日頃の健康管理、亡くなられた後の家財道具の処分や身元引取りの対応等に懸念を持ち、滞れば家賃収入の損失、孤独死ともなれば事故物件で扱われるなど、今後の入居への影響が高いことから、若くて健康な方の入居を優先させる傾向があると考えます。

一方、高齢者からすれば、転居先の確保はおおむね厳しく、都営住宅など、遠方で倍率が低く入居がしやすくても、これまでの知人はいなくなり、住み慣れない土地の勝手も分からず、今さら遠くには越せない事情も出てきます。

こうした実情を考慮し、目黒区に住み続けられる対応の整備を図る必要があり、以下、質問いたします。

1、今年度より、高齢者等居住あんしん補助(少額短期保険等の費用助成)を行っていますが、利用の際にひとりぐらし等高齢者登録を義務づけて、日頃の健康状態を余念なく把握する体制をセットで行うべきと考えますが、所見を伺います。

2、入居する際の連帯保証人に保証会社をつける場合、緊急連絡先を求めてくるケースが多く、その高齢者に身寄りがいないためネックになっています。行政書士会等にお願いし、緊急連絡先を代行してもらうよう取り計らうことができないか、所見を伺います。

続きまして、大きな質問の2点目、子育て支援の在り方について伺います。

今年4月に、目黒区としては、念願の待機児童ゼロを達成しました。リーマン・ショック以降、女性の社会進出による保育に欠ける家庭への支援として、保育需要が一気に高まりました。一方、近年は働き方改革として、これまでの長時間労働環境を是正し、多様で柔軟な働き方を選択できるようにして職場の意識改革を進め、非効率な業務プロセスを改善するなど、労働生産性を高める方針が厚生労働省より示されました。

そして、期せずして、新型コロナウイルス感染症の影響は日常の生活様式を一変させることとなり、ウィズコロナの下では、3密回避のための在宅テレワークを採用する企業が一気に増加しました。この動きは、アフターコロナに移行した際も、テレワークでの生産性寄与度によっては職場環境が大幅に見直され、各家庭でのライフスタイルも柔軟に変化してくるであろうと予測します。

そこで、今後の保育の在り方について、以下、質問いたします。

1、各家庭の今後の保育事情(保育所利用の必要性、自分で保育することの是非、3密の回避による保育所利用の懸念等)について、保育所利用者にアンケート調査を実施すべきと考えますが、所見を伺います。

2、アフターコロナの望ましい子育て支援の在り方について、指針を示すことを目的とした専門家会議を実施すべきと考えますが、所見を伺います。

最後に、大きな質問の3点目、障害者や御家族の新型コロナウイルス感染防止対策について伺います。

障害のある方が感染した場合、周りにいる方に症状をうまく伝えることができず、またマスクもきちんとできない方も多いと思われ、周囲の支援職員や施設にいる他の障害者あるいは家族等が感染するおそれがあり、家族としては不安を抱えているとお聞きします。

そこで、感染防止に関する対策について、以下、質問いたします。

1、障害のある方を抱える家族に対し、コロナ禍における不安解消をするための相談体制について所見を伺います。

2、家族が感染した場合に、障害者を安心して預ける施設について所見を伺います。

以上、壇上からの質問を終わります。(拍手)

〔青木英二区長登壇〕

 

○青木英二区長  関議員の3点にわたる御質問に順次お答え申し上げます。

まず第1点目、高齢者の住まいの確保についての第1問、高齢者等居住あんしん補助を利用する際のひとりぐらし等高齢者登録の義務づけについてでございますが、高齢者等居住あんしん補助とは、高齢者の方が民間賃貸住宅の入居契約時に死亡時の遺品整理や原状回復などの補償が含まれる少額短期保険に加入した場合、その保険料を補助する制度として、今年度から新たに開始した居住支援制度でございます。

この制度は、近年、高齢者の孤独死等への不安から、民間賃貸住宅への高齢者の入居が困難な状況にあるため、民間賃貸住宅のオーナーや管理会社の不安を軽減する施策として、死亡時の補償を含む保険加入についての保険料の助成を行い、高齢者の転居支援を行うものでございます。その申込みに当たっては、区の窓口においでいただき、その際、ひとりぐらし等高齢者登録の有無を確認し、登録されていない場合には登録申請の必要性を説明し、登録の御案内をしております。さらに、さわやかコールなど安否確認のサービスについては積極的に利用していただくよう働きかけております。

こうした高齢者の安否確認などのサービスを受けていることで、民間賃貸住宅のオーナーや管理会社の方が安心して物件を提供していただけるものと考えております。

さらに、高齢者のための住宅などの支援施策については、東京都宅地建物取引業協会目黒支部と連携しながら、不動産事業者への周知を行っているところでございます。新型コロナウイルス感染症拡大により、同支部ではウェブ会議なども実施していると聞いておりますので、今後は区もウェブ会議へ参加するなど、情報提供の強化につなげてまいります。

いずれにいたしましても、高齢の方の居住確保につきましては重要な課題と認識しておりますので、高齢者の方々が住み慣れた区内に住み続けられるよう、今後も取組を進めてまいります。

次に第2問、入居時の連帯保証の緊急連絡先の代行についてでございますが、本区ではこれまで、賃貸住宅の確保が困難な高齢者の方への居住支援策といたしまして、民間賃貸住宅の情報提供を行っております。この情報提供をさせていただく対象者の方が、民間賃貸住宅の契約を行う際に身元保証人がいらっしゃらない場合は、区が協定を結んでおります保証会社による家賃等債務保証を利用することができます。この家賃等債務保証を利用する際、緊急連絡先がない場合は、保証会社の指定する緊急連絡先センターを利用することができます。また、この家賃等債務保証を利用される方で、所得制限内であれば、その保証料の助成も行っております。

今年度からは、高齢者の方の住宅確保の強化を図るため、民間賃貸住宅の契約時に、債務保証料について1万5,000円を限度として助成しておりましたが、新規契約時に加え初回更新時についても助成することとし、さらに、助成費用につきましても2万円を限度として保証料の助成を行うよう、高齢者の方々へのさらなるサービス向上を図ったものでございます。

議員お尋ねの緊急連絡先の代行につきましては、保証会社との協定により、家賃等債務保証に緊急連絡先センターを活用することができます。

今後は、区民の方や家主の方などへの情報提供が重要であるため、行政書士会等の関係団体との協力体制につきましては、関係団体と協議の上、どのような連携が図れるか、検討してまいります。

次に第2点目、子育て支援の在り方についての第1問、各家庭の今後の保育事情について、保育所利用者にアンケート調査を実施すべきと考えるが所見を伺う。についてでございますが、議員御指摘のとおり、新型コロナウイルス感染症の影響により、在宅、テレワーク採用企業が増加をし、各家庭のライフスタイルも変化すると認識しているところです。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い緊急事態宣言が出されたことから、区におきましても保育園を休園いたしました。在宅で働きながら保育となる家庭も多く、子育てに行き詰まる保護者も発生すると予測されることから、保育園から定期的に電話で御家庭の様子を聞き取るなどの対応を行ってまいりました。また、保護者からの相談に応じ、子育てに行き詰まった状況が確認された場合には、必要に応じて特別保育として、お子さんを保育園でお預かりをすることもございました。

その一方で、家庭で子どもと長時間過ごすことで子育てに対する新たな発見があったとの喜びの声や、休園期間中も園便りを発行し、子育て支援に関する情報の発信を続けたことへの感謝の声もお寄せいただいております。

新型コロナウイルス感染症の影響による社会の変化は、保護者の働き方など様々な場面で進行している状況でございます。そのことが保育園の在り方にどのように影響するかは不明な点が多く、保育へのニーズは各家庭の状況によっても異なることから、現時点で保育所利用者のアンケートによって把握することは難しいと認識しております。

今後とも、保育園の在園児の保護者だけでなく、入園相談に訪れる保護者の声や子育てに関する相談に丁寧に対応することで、各家庭の保育事情を把握するとともに、ライフスタイルの変化への対応を図ってまいりたいと存じます。

次に第2問、アフターコロナに移行した際の望ましい子育て支援の在り方について、指針を示すことを目的とした専門家会議を実施すべきと考えるが所見を伺う。についてでございますが、新型コロナウイルスの感染症の拡大に伴い、多くの企業がテレワークを推奨し、在宅での勤務が増えている状況にあると考えております。これまで、区では多くの待機児童が発生していたこともあり、居宅外での就労を居宅内での就労より、入園申込みの基本指数で優遇する取扱いを行ってまいりました。

今後は、新型コロナウイルス感染症の影響により、在宅での就労が増えていくと推測され、また待機児ゼロが達成できたことなどから、居宅外の就労を在宅より優遇する必要性が薄れつつあると認識しております。そこで、来年度の選考からは、居宅外の就労と居宅内の就労について、その基本指数を同一にする取扱いをしていく予定でございます。このような対応は、ウィズコロナだけでなく、アフターコロナを見据えた対応の一例と考えております。また、新型コロナウイルスの感染症の影響が保育需要にどのような影響を与えるかについても注視していく必要があると認識しております。

区では、目黒区子ども条例に基づく諮問機関として目黒区子ども施策推進会議を設け、専門的な御意見を伺っております。また、庁内においても、政策決定会議の下部組織として子ども・青少年担当者会議を設けているところです。今後は、こうした会議体において、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた子育て支援の在り方について議論をしてまいりたいと考えております。

次に第3点目、障害者や御家族の新型コロナウイルス感染症対策についての第1問、障害のある方を抱える家族に対し、コロナ禍における不安解消をするための相談体制についてでございますが、新型コロナウイルス感染症が疑われる場合には、保健所の新型コロナ受診相談窓口での相談をお受けいたします。午後5時以降や土曜、日曜、祝日には、東京都、特別区等による受診相談窓口で対応しております。

障害のある方を抱える家族の皆様におかれましては、このコロナ禍におきまして、ふだん以上に不安定な日々を過ごされていると存じます。区では日頃から、障害のある方、御家族、支援者等に対しまして様々な相談や支援を行うとともに、関係機関との連携を図っております。

また、区が委託した相談員による身体障害、知的障害、発達障害に関する相談や、本年度より、地域包括支援センターにおきまして、障害のある方や御家族への対応を一層充実したところでございます。

さらに、平成30年3月から、区内の障害者グループホーム沙羅の家清水におきまして地域生活支援拠点事業を開始し、24時間365日、身近な相談や緊急の受入れ対応を実施しております。

目黒区障害者虐待防止センターでは、障害のある方への虐待に関する相談や家族の養護者への支援を行っているところでございます。

一方、区内にある19の相談支援事業所におきましても、障害のある方や御家族からの相談に応じ、必要な情報提供を行っております。

いずれにいたしましても、障害のある方の御家族の不安を解消するために、区をはじめとした各相談機関がそれぞれの役割を担いながら、緊密な連携を図り、必要な支援を今後とも行ってまいります。

次に、第2問、御家族が新型コロナウイルスに感染した場合に、障害者を安心して預ける施設についてでございますが、御家族が新型コロナウイルスに感染した場合には、御家族の濃厚接触者として、障害のある方の症状の有無にかかわらず、PCR検査の実施を保健所が調整いたします。PCR検査の結果、障害のある方が新型コロナウイルス感染症と診断された場合には、保健所が東京都と協議の上、医療機関への入院等について調整してまいります。PCR検査の結果が陰性となった際には、日頃からの支援の状況を踏まえ、在宅生活を続けていくことが困難な場合には、区立障害福祉施設の短期入所の活用を調整してまいります。

区立障害福祉施設の短期入所におきましては、障害のある方が自立に必要な生活体験を希望される場合に、支援を行いながら宿泊するための体験利用や、御家族の緊急性のある事情により一時的に支援が必要となる場合のための緊急利用を提供しているところでございます。特に緊急利用につきましては、これまでも御家族の医療機関への入院等の事情により活用してきたところでございます。

障害のある方につきましては、年齢は子どもから高齢者まで、障害の種別も身体障害、知的障害、精神障害と様々となっております。また、障害のある方の生活状況におきましても、単身で生活している方、御家族と御一緒に生活している方、グループホームや入所施設で生活している方々等、お一人お一人の状況が異なっているところでございます。

区といたしましては、御家族の入院が長期に及ぶ等の様々な状況を勘案しながら、障害のある方の状況を踏まえた支援を行ってまいります。

以上、お答えとさせていただきます。

 

○27番(関けんいち議員)  御答弁ありがとうございました。再質問をそれぞれさせていただきます。

まず、高齢者の住まいの確保等なんですけれども、少額短期保険等の制度が充実してることは分かりました。

ただ、私が受けてる感覚では、結構相談いただいてるんですけれども、高齢者の立ち退きに伴う転居はすごく難航してるんですね。なかなか決まらないので、この制度を基に、賃貸オーナー側に対して懸念事項が取り払われてることについての不動産事業者への周知はもちろんですけれども、賃貸オーナーに対しての理解を浸透させる取組をお願いしたいんですけれども、その点についての所見を伺います。

また、室内に、ひとりぐらし等高齢者登録のサービスの一つであります生活リズムセンサー、先ほどさわやかコールってあったんですけれども、生活リズムセンサーの取付けができれば、日常の安否確認がさらに充実できると思います。賃貸オーナー側の不安感もこれでさらに低減できると考えますけれども、その点についての所見を伺います。

次に、子育て支援の在り方についてです。

今までは保育の受皿を拡大する方向でずっと進めてきたんですけれども、これからは子育ての質を向上していく必要があるんじゃないかというふうに考えてます。子どもは親の愛情が注がれた環境の中で育つのが自然だというふうに思っておりまして、礼儀やマナー、また作法、しつけ等を家庭で学び、そこに行政がサポートする姿が基本ではないかというふうに考えています。これからの子育て支援の在り方について、区としての考え方について再度お聞かせください。

最後に、障害者や御家族の新型コロナウイルス感染防止対策です。

先ほど、家族の方が感染した場合ということなんですけれども、今度は障害のある方が、例えば陽性患者でありながら無症状の場合、家庭で過ごすのが大変だと考えられるため療養先となる施設を確保しておきたいんですけれども、その辺についての所見を伺います。

以上3点、お願いいたします。

 

○青木英二区長  順次、お答え申し上げたいと思います。

まず、高齢者の住まいの点の1点目の家主さんや地主さんへの対応ですけど、おっしゃるとおり、幾ら不動産業の方が理解をしても、最終的にお貸しするのは、議員御指摘のように、大家さんであったり家主さんですけど、この方々に一定の理解がないとこれは進まないということは、全くそのとおりです。

今、私どもも宅建の皆さん、ずっと、コロナもあって、ここに来て、ウェブ会議などでも参加しています。ただ、今おっしゃったように、大家さんたちの、そういったオーナーの皆さんとの接触は、今のところしてございませんので、そういったオーナーの皆さんのグループにお邪魔するなりして、説明ができる、そういった機会をしっかりとこれから検討して、最終的にオーナーさんたちの理解を得るような、御指摘の努力をしていきたいというふうに思います。

それから、リズムセンサーについて、今、高齢者の方々が賃貸物件を探されて、役所にも御相談にお見えになりますので、その際には、必ず所管のほうではこういったリズムセンサーの活用なども御紹介もしておりますし、状況によっては所管のほうにもお連れするということも聞いております。こういった機会を逃さずに、自らの生活をきちんと守れる、事故、病気等があったときにすぐに発信ができる、こういったリズムセンサーなどに、高齢者の住まいを探される過程の中で併せて対応できるように、引き続き対応をしっかりと丁寧に親切にしてまいりたいというふうに思います。

それから、コロナ禍、ウィズコロナ、アフターコロナの中での子育ての質の問題ということです。

議会の御理解もいただいて、今年の4月に待機児ゼロとなりましたけれども、今後も一定の待機児対策として保育所の整備と、それから質というのは、御指摘のように非常に大事だというふうに思っております。あわせて、今後のウィズコロナ、アフターコロナの中での保育園の、保育行政、区民の皆さんをサポートということですけれども、今、私どもは、のびのび目黒っ子という中で、私ども目黒区の保育、健康で豊かな人間性をしっかり育む保育を大きな課題として進めているところです。

そういった中で、じゃ、保育園は何をすべきかということですけども、保育園だけで保育ができるわけではありませんで、やはり保護者の方と、個々のお子さんが、今申し上げた健康で豊かな人間性を育むことができるように連携して、きちんと情報共有をしていくということが極めて大事なことだと、それがまた質の向上につながっていくと思います。

もう一つ、やはりコロナ禍の中にあって在宅等が増えていって、お子さんと一緒にいる機会があります。そういった中で、やはり御自分、今、なおかつ核家族ですから、自分の子育てにいろいろと悩んだり、また孤立感があるということは、これ、アフターコロナのときも全く変わらないし、逆に言うとそれは増えていくことになるかもしれません。そういった不安、孤立感をやはり解消する。一方、こんなに子どもを育てていくということは楽しいことなんだという、そういった支援、そういったことを行うのが、それは園に通っているお子さんのみならず、あまねくお子さんにとって、区が対応していく大事なサポートだと思います。それが、保育園としての保育の支援の拠点であり、行政サービスとしてしっかりやっていく課題だというふうに思っております。

それから、最後に障害者の皆さんのPCR検査の結果についてですけども、これも7月に目黒区の障害者団体懇話会の皆さんの要望の中で、御家族が陽性になった場合、当事者が陽性になった場合、双方が陽性になった場合、様々なパターンで非常に御心配をされておりました。

そういった中で、例えば無症状であっても、お子さんが基礎疾患をお持ちならば、よりハイリスクになる可能性がありますから、私ども保健所と東京都と協議をして入院を対応していくということが適切だと思います。

それから、基礎疾患がない場合には、これもやはり東京都と私ども目黒区とが調整をして、ホテルなどの形の療養型の場所を提供して、対応して、重篤化にならないような対応が必要だというふうに認識してございますので、そういった形で障害者の方々のPCR、陽性になった場合の対応を今進めているところでございます。

以上でございます。

 

○27番(関けんいち議員)  最後に1点だけです。

高齢者の住まいの確保等についてなんですけれども、本当にこれからアパートの老朽化が激しくて、こうしたよい制度があればどんどん知らせていく必要があるんだと思うんですけれども、老朽化が激しくて、次の住まいに悩む高齢者の方もどんどんますます増えてくるんじゃないかというふうに思っています。

そうした意味で、区で、全てとはいかないまでも応援できるところは応援してサポートしていただけないと、高齢者の方は困ってしまって、本当ににっちもさっちもいかない状態で私どもは相談を受けていますので、そういったことが今後どんどん増えてくると困ってしまいます。

そうした思いに立って、区長の率直な思い、そういったことを踏まえて、今後の方向性について、再度考え方をお聞かせいただけたらと思います。

以上です。

 

○青木英二区長  高齢者の方が住み慣れた地域の中でやはり安心して住んでいただくということは、私どもにとっても極めて重要な、議員御指摘のように、命題です。私どもも、今申し上げた、少しでも入所しやすいように少額短期保険等の助成などもスタートいたしました。引き続き、セーフティネットということをしっかりと張っていくということが大事でございますので、特にコロナ禍にあっていろんな課題がありますので、しっかりとセーフティネットを張りながら、高齢者の方々が目黒に住み続けたいよという思いがあれば、それが具現化できる、実現ができるようにしっかりと対応していきたいというふうに思っております。また、御協力もよろしくお願いしたいなと思います。

以上でございます。